BELDEN SOUND MONITOR REPORT
■「Belden #8412 "The Wired PRO"」埼玉県春日部市 Sさん(男性)
普段は、店頭によくあるいわゆる高額シールドを使用しています。ただ、どれも安価品ではないので実際に
シールドの違いによる音色の差を感じることはありませんでした。しかし「Belden #8412 "The Wired
PRO"」 は他のシールドとの音の差がはっきり感じられ、具体的にはローがよく出て、音が太く感じられる
ということです。音が太いといっても決してヌケが悪いというわけではありません。エレキ・ギターだけで
なく、エレアコやベースにも合うと思います。バンド演奏で使った場合、若干ベースと低い音域で、音がぶ
つかってしまう気もしますので、少人数のアンサンブルには良いと思います。SWITCHCRAFTの「SILENT
PLUG #182」も便利で、私は数本のギターを曲によって使い分けるのでアンプのボリュームを絞ったり、
ミュートスイッチを使ったりせずにシールドを抜き差ししても、ノイズが出ないのは、大変重宝します。

■「Belden #8412 "The Wired PRO"」東京都新宿区 Sさん(男性、ミュージシャン)
僕はES-335のボリュームは7〜9、トーンは0〜10まで使います。こういったタイプにこのケーブルの
レンジ幅は助かります。数本のGIGとLESSONで感じたのは、(1)反応と立ち上がりの早さ。次のフレーズ
を浮かばせる好要因になります。他社のハイエンド系クリーン用ケーブルと比較して遜色無いです。むしろ
それよりも色気があります。(2) 独特のそれでいて嫌みの全くないレンジと音抜けで微妙なニュアンスを出
せます。演奏が楽しくなりました!(3)高い音域にはきらびやかさがあり、しかもローもしっかり出るの
で、僕の様にセミアコースティックギターまたはフルアコ、エレアコを使う方にはマッチしていると思いま
す。そう言った点でジョージエルズに比べて明らかに太くしかも存在感で負けていません。その他の著名ケ
ーブルよりも音域が広く色艶が確かにあると感じました。(4)歪み系を使う際は今までのケーブルよりハ
イが立つのでトーンやギター側で調節すると良いなと感じました。僕のメインケーブルとして使わせて頂き
ます。ありがとうございました。

■「BELDEN #9778 "The 60's"」大阪府 Tさん
まず、率直な感想として『素直な音』だと思いました。 普段は同社の「9395」とk社製のハンドメイドケ
ーブルを使っているのですが、この二つはギターの音をよりパワーアップさせる、一種エフェクターの感覚
があります。それに比べると、この「9778」は本当に素直なケーブルで、良くも悪くもギターとアンプの
素の音が出ると思いました。私は歪ませて使うことが多いので、正直なところ「9395」のように音に厚み
がでるケーブルの方が好みなのですが、ギター本来のポテンシャル、あるいはアンプ、エフェクターの持ち
味をそのまま使いたい人にはこのケーブルは本当にベストだと思います。エレアコなどにもとても良くマッ
チすると思います。私が使っていて気になったのはとにかくケーブルが堅いということです。まだ使い始め
て間がないのでケーブルの耐久性はわかりませんが、あまり堅いとすぐに断線してしまうのではないかとい
う不安があります。「9778」は「9395」よりは柔らかくできていますが、それでも他社のケーブルに比
べると堅いと思います。堅いとまとめるのが難しく、持ち運び、整理に苦労します。この点を除けば、シー
ルドケーブルとしては完璧だと思います。これに満足できない人は、「9778」系のガッツのあるモノをチ
ョイスすればいいと思います。良い意味で、基本であり標準のケーブルだと思いました。

■「BELDEN #9395 "The British"」山形県 Sさん(男性)
※サンプルを「BELDEN #9395」(以下9395)、「BELDEN #9778」(以下9778)、
「George L's Vintage Red Cable」(以下V.R.)、C社、E社として音色を変えて印象を比較を行った。
アンプ直で歪ませバッキングを弾いた場合は、ザラザラしたOVER DRIVE感を上手く伝えることが
出来る。音域的には無駄なハイがなく、筋肉質な音という印象を受けた。パワーコードとの相性も抜群で、
存在感もあり、他のどのシールドよりも気持ちよく弾ける。フロントピックアップ用い、12F付近でメロ
ディーを弾いた場合、気持ち良く弾けるものの、他のシールドに較べ、ウォームさに欠ける印象を持った。
若干ハイも欲しい気がする。エフェクターとの相性ということで、クリーンのハーフトーンにマルチエフェ
クターを深めに掛けて音作りをし、アルペジオを弾いてみた。V.R.はクリアで輪郭がハッキリしていて特徴
が良く出た感じで、「9778」はウォームでマイルドな感じでV.R.とは違った好感が持てた。「9395」で
は、音が固めに感じられ、ハイが足りないせいか、存在感が薄いような印象を受けた。全体的にはハードロ
ック向きな印象を持った。

■「BELDEN #9778 "The 60's"」大阪府 Yさん(男性)
第一印象はミドルとハイが綺麗に出てくるなと思いました。ローもしっかり残ってて、バンドで合わした時
にギターの存在感を十分漂わせれると思います。M社製のROCK用CABLEと弾き比べると、M社は出音のレ
ンジが広いと思いますが、ベルデン「9778」はM社程広くはないと思いました。悪い意味やなくて良い意
味でです。ギターとゆう楽器のケーブルとしては、ベルデン「9778」の方がミドル、ハイ辺りがギターの
おいしい所に的を絞っていい感じに出てくれているので、いいと思います。M社はギターではいらない所も
よく拾ってしまっているとゆう印象です。M社よりベルデン「9778」は若干ケーブルが細いので不安な方
もいるかもしれませんが、太ければ良い物とゆう考え方はいりません。耐久性もありますし、踏んでも大丈
夫でした。次にL社と弾き比べました。L社とベルデン「9778」との差は音の太さと真空菅特有の暖かみの
ある歪みに差を感じました。どちらのケーブルとの比較時に思ったのはケーブルだけでこんなに違うのかと
驚きました。イコライザーのないボリュームとトーンだけのアンプで弾いて、ベルデン「9778」をイコラ
イザー代わりに使って、良さを堪能したい。そう思います。ボリュームとトーンだけのアンプでなくても、
現代的なアンプでもケーブルでイコライザー的な役割を担える事が分かったので、そうゆう見方をしてケー
ブルを選んだらいいと思います。その時に真空菅アンプが好きならベルデンをお薦めしたい。ギターのおい
しい音が欲しい時に使ってもらえると思います。『ベルデンはいい』と噂には聞いていました。今まで試奏
する機会や買うチャンスを見送ってしまってましたが、今回のモニターを通してベルデンのユーザーになろ
うと心から思いました。次はベルデン「9395」を試してみようと思います。ありがとうございました。

■「BELDEN #8412 "The Wired PRO"」Wさん(男性)
<比較方法>
週3〜4回シールドの試奏順を変えて、1シールドあたり20分程度、弾き比べる。
<使用機材>
ギター:エクスプローラー(PU:ダンカンSH-1)
イケベ・オリジナル/EVHフランケン(PU:VooDoo‘59)
フェンダー・ジャパン/ストラトキャスター(PU:ダンカンSSL-7)
ギター・アンプ:グヤトーン/5000H(歪み、クリーン)、ピービィー/5150(歪み)
キャビネット:ピービィー/5150
ベース:ESP/ジャズ・ベース(PU:ダンカンSJB-3)
ベース・アンプ:ローランド/BN-100(※トーンはバイパス)
エフェクター:BOSS/PQ-50
●外観・他
「BELDEN #8412」
巻き癖がすぐに取れ、ケーブルも太い。プラグからケーブルの部分に「熱収縮チューブ」が入れてあり、
細かい配慮だ。(個人的にはチューブの色を黄色等にし、ケーブルのアピールをして欲しい。)
「GEORGE L'S VINTAGE RED CABLE」
細いけど大丈夫かな.........。いつも巻き癖に悩まされる。赤色が若干白っぽい。
プラグからケーブルに移行する部分の寸法差が大きい。(羅銭状の樹脂をかませた)
「GEORGE L'S GLC CABLE」
テフロン?の黒でカッコ良い。値段もお手ごろ。
「E社 CABLE」
当時は、高級品だと思った。宣伝文句が『何も足さない、引かない』だったかな?
●音
「BELDEN #8412」
出音が太い。しかし、高域が少ない。音がタイトすぎる。EMGのような少し加工した音色になる。
イメージ的に『THE ULTIMATE SIN』のジェイクの音色。BASSには合い、良いと感じた。
「GEORGE L'S VINTAGE RED CABLE」
高域、倍音が良く出る。(クライオのためか?)クリーン音が素晴らしい。
ミスピッキングも目立つので(自分の中では)自己鍛錬になる。
「GEORGE L'S GLC CABLE」
中・低域が良く出ているが、今ひとつ物足りない。
「E社 CABLE」
よく言えばフラット。全然物足りない。(昔は良いと思っていたが。)
●総合評価
「BELDEN #8412」_ランキング2位
倍音と、もう少し高域が出ればベスト。
「GEORGE L'S VINTAGE RED CABLE」_☆ランキング1位
やはり一番気に入っている。
「GEORGE L'S GLC CABLE」_ランキング2位
倍音と、もう少し高域が出ればベスト。(VINTAGE RED CABLEとは違った意味で。)
(クライオ版が出ないのか?)
「E社 CABLE」_ランキング4位
今となれば返品したい。
●まとめ
数年前までは『シールド』は気にした事がありませんでした。‘03年6月に購入した、グヤのアンプヘッド
5000Hのお陰でケーブルの良し悪しが分かる様になりました。と言うのも5000Hが購入のままのノ
ーマル状態ではお世辞にも良いとは言えず、真空管の交換からスピーカー及び電源ケーブルも見直し、出音
に関係する部分のハンダも交換しました。試行錯誤で、5150よりも低音の出を除けば良い物となりまし
た。本当に個人的な話なんですが、ケスラー44ハンダの音は好きではありません。モニター品を総合評価
後にハンダをクラシックソルダー2に変えてみました。自分の望む方向(少し倍音が出て、音がタイトから
若干ふくよか。)になりました。#8412の使用者がエフェクタ−等を使用するなら、問題は無く、お値
打ちなケ−ブルだと思います。当方のように、エフェクタ−未使用だと、各自の好みで意見が色々分かれる
と思います。#8412のクライオ品(DCT BELDEN #8412)なら『自分の目指す音に近いのかな』と
思いました。少々高いので小遣いを貯めて購入したいと考えています。(エフェクターを一つ買うと思えば
お手頃ですね。)
●要望(今回のモニターとは全く関係ありません。)
貴社のDCT処理されたCTS 250k、500kの音が好きで、すでに6ヶ買っていますが、どれも動き
が固いです。勝手に中の「ピンク色のシリコン・ラバーの様なグリス」を拭き取ってバイク用のモリブデン
グリスを塗って使用しています。(故障してもクレームを言うつもりはありません。)貴社の御考えで、あ
えて固くしているのであれば、もう少し可変抵抗の動きをスムースにして頂けると手間が省けて良いです。
(動きが固くても、DCT可変抵抗の音は魅力的です。)

■「Belden #9778 "The 60's"」東京都 Tさん(男性)
E社、M社と比較したところ、明らかにミッドが強く、ファットさを感じました。ファットであれば良いわ
けではなく、メインギターのストラトでは、クリーンのリアピックアップでやや耳につくハイミッドを感じ
ましたが、オーバードライブをかけたときは非常に心地よく、ロックやブルースであれば、ギターならでは
の色気のある音域を強調できると思います。これは他のどれにもない魅力でしょう。E社は締まりのある音
でこれも好きですが、9778に比べるとローが出過ぎているかもしれません。M社は味家のない音、整い
すぎている印象があります。
冒頭で、ストラトのリアのクリーンについて書きましたが、9778の独特のファットさをクリーンでも生
かすのであれば、セミアコやレスポールの方が合うと思います。自分が使っている「Ibanez」のジョン・ス
コフィールド・モデルとは相性が良く、とても使いやすく感じました。いずれにしても、特長のあるミッド
を扱いきれるようであれば9778は強い味方になるでしょう。
「Belden サウンド・モニター」から頂いたご意見です。